新型コロナウイルスの感染状況も落ち着きをみせており、買い物や観光などで外出する人も増えています。趣味などで自転車の利用を始める人も多いと思われます。
それとともに交通事故のリスクは高まりますので、自転車での事故防止について考えてみましよう。
※自転車の交通事故は1年間で約7万件発生しており、自動車との出会い頭事故の場合は重大事故となる傾向があります。また自転車事故で亡くなった人の 8割近くに何らかの法令違反が認められています。
く自転車安全利用五則>・・・自転車の通行方法等を定めたものとして令和4年11月に改定されました。
①車道が原則、左側を通行。歩道は例外、歩行者を優先
②交差点では信号と一時停止を守り、安全確認
③夜間はライトを点灯
④飲酒運転は禁止
⑤ヘルメットを着用・・・令和5年4月から、道路交通法の一部改正により自転車乗用中のヘルメット着用が努力義務となりました。
※自転車乗用中の交通事故で亡くなった人の6割近くが頭部を損傷しています。ヘルメット非着用時の致死率は着用時と比べ約22倍高くなっています。
<自動車運転手側からの事故防止に向けて>
歩行者や自転車の利用者の中には、交通ルールを知らない、あるいは知っていても遵守する意識が低い人がいます。これを踏まえ歩行者や自転車との交通事故を防止するために、自動車の運転者が守るべきポイントを紹介します。
・交通ルールを遵守し、歩行者優先を徹底する。
・施設等への出入りのため歩道や路側帯を横断するときは、横断する直前で一時停止する。
・交差点を右左折するときは、自転車の有無を確認する。
・歩行者や自転車の側方を通過するときは、安全な間隔をとる、または徐行する。
・歩行者や自転車の多い、ゾーン30などの生活道路の通行を避ける。 など